私の高校生時代(なっちゃんに出会えたのに、逆方向に突っ切った私)
私、高校生の時、完全に自分のこと嫌いでした。
伊是名夏子ちゃんに出会えてたのに、私はそのあとまるっきり逆方向へ舵を切ったんだぁ
いまは、自分ことを好きだよ。
なーんてチャーミングで、可愛らしいんだろうって思う。
だけどあのときは思考が全部世界を作ってるなんて思わなかったから、ぜーんぶ周りのせいにしてたんだ。
親が悪いし!
って真っ先に思ってた。
なんでお父さん、死んだの?とか。
お父さん居ないから、うちお金無いじゃん!とか。
お父さん居ないから、誰も私の味方居ない!とか。
お父さん居たら、お母さんに叩かれた時、守ってくれたに違いない!とか。
お母さん毎日叩くから、虐めるから、私毎日泣いてて、毎朝目が腫れてて、超ブサイク!!とか。
毎日、辛い!毎日ブス!楽しいことない、友達とも仲良く出来ない!学校行きたくない!誰も私のこと好きにならない!!彼氏なんて出来ない!!とか。
とにかく、自分が嫌いだった。
恥ずかしくて死にそうだった。
惨めで、劣等感が強くて。死にたい死にたい死にたい!だったの。
だ、か、ら、
学校とか、社会に居る時、とにかく先生や周りの大人や、力のある先輩や、人気者に好かれようと必死になって取り繕ってた。
で、それが出来ない奴を見つけては、自分はまだマシだと思って、抑えきれない劣等感をなだめるために利用した。
めっちゃ、やな奴。
けど、怖くて怖くて仕方が無かったんだなぁ、って許せる。
学校怖いの、当たり前だよね。
だって周り頭いいやつばっかだもん。
医者とかの子供、ザラに居る。
駅前のホテルの社長令嬢とか、羨まし過ぎる。
容姿端麗、スポーツ万能。
リア充の集団。キラキラ。羨まし過ぎて、羨ましいとも思えなかった。
仕方ない。
家帰れば、祖父母が介護の末、亡くなったばかりで、荒れてたし、母親はヒステリー。殴る怒鳴る。安らぎなんかない。
おかげさまで、自分の不幸なシンデレラストーリーに酔えました。
現実逃避出来ました。ありがとう。
現実逃避っていうのは、自分の本心と向き合わないことね。本当は全く違うことを望んでるのに、あーだこーだ、外的要因を述べまくり、出来ないと諦めること。
策が無いか、周りに相談するとか、助けを求めるとか、したいことを打ち明けるとか。
でも分かる。
そんなこと、出来ないって気持ち。
とにかく、怖いんだよね。
怖い。
やる前から全部怖い。
だから、全く違う世界に行って、別人になりたいと思ったりしちゃうんだ。
だから、高校の時、演劇部に入った。
それから、大して本当はなりたくもないくせに、ボランティア団体に入りたいとか思って、人助けに生きるとか思って、青年海外協力隊に入る!とか言い出して、英語勉強したりした。