娘を怒っちゃう
私の娘はプロバレリーナになろうとしている
以前からこのブログで話していますが、私の娘はプロバレリーナになろうとしています。
我が家は普通に生活する分には充分な収入があり、子作りだって3人目が望めなかったわけではありません。庭いじりが好きで、裁縫が好きで、絵を描くのが好きで、仲間と合唱するのがすきで実際にやってみたりしてました。
私は30歳目前で優雅なリタイヤ生活を、図らずとも手に入れました。娘が、バレリーナになろうとしなければ。
娘がバレリーナになれないようにする手段はいくらでもある。
まず、私が働かなければ、収入が途絶えるので娘が趣味としてでさえ、バレエを続けることは出来なくなります。毎月3万円と週4回の片道50分の送り迎え、それだけでも結構なガソリン代や労力ですが、色々賄えてるのは旦那さんの給料以外の収入があるからです。
それに、2年に1回の発表会費。お教室にも、習う学年にもよりますが、だいたい10万から25万くらい予算が必要になります。
学年が上がり、コンクールに出場するようになれば、更に年中どこでもコンクールはやってますので、その金額はもっとします。大体、春夏秋冬に1回ずつが平均的な参加回数じゃないでしょうか?
その都度、衣装代、コンクールレッスン代、先生の渡航費用、プラスいつものお月謝代、となるので・・・
正直、負担です。
なんで、娘の夢なのに、私がお金出さないといけないの?なんて思いになることがあります。自分のお金を自由に使いまくって、お前なんか知らん!ってやりたいと一瞬思います。でも、娘がプロバレリーナになって、舞台で躍る姿は、それを凌駕するほどの喜びに感じます。だから、どっちも手に入れたい。どっちもあきらめない、と我に帰るのです。
もうバレエを辞めて欲しい、と何度も言い続けてても、彼女は辞めない。
私が仕事から一時帰宅して、彼女を見ると、約束していた英語の勉強をやらず、ソファーでゴロゴロしていました。
バレエのストレッチをするでもなく、ただ、ゴロゴロ。
そんな時、不安に駆られて泣きたくなる私。
「年明けオーストラリアに行くのに、英語の勉強全くしないで大丈夫なの?!」
と、言います。
え?我慢しないのかって?そういう時は引き寄せの法則を使ってノートに書くんじゃないのかって?
書きません!湧いたものは出します!我慢するなんて不自然だもの。相手に投げつけたものがそのまま私に返ってくるのは知ってる。いいの、覚悟してるから!
徳のある母親になりたいわけじゃない。私は娘が自分で選択して幸せになるところが見たいのです。
「私はあなたがプロバレリーナにならなくても自分で幸せになれる。誰もあなたにプロになってと頼んでない。これはあなたが自分で決めたこと。」
毎回、怒っちゃう時に話すのがこのセリフです。
好きな仕事で楽して稼いでるけど、稼いだお金を全額自分だけに使わず、娘に使うのは、それが私の幸せの一部だからです。
でもね!
色々渋滞している何かが、この現実を生み出していることに気付くんだ。
自分が満たされていないから、周りが気になる、それが基本なの。
休みの日を丸々利用して、自分の不満をノートに書く!
私の場合、庭いじりやお裁縫。癒しの時間だったのに。あれもこれもしたい。それなのに、なぜ?なぜ?なぜ?
周りの人間誰1人参考にならない!私のやりたいことと同じ人いない!私の悩みと同じ人いない!
主婦のかかえる当たり前の壁、母親のかかえる当たり前の壁、そんなもの、軽々乗り越えられるし悩みですら無かった。
でも、今、急に敏感になってきた。
体がしんどくならずに、あれもこれも全部手に入れたい。庭のバラが元気ないし、雑草生えてるの気持ち悪い。家のタオルや子供の靴下、あげればキリが無いけど、主婦に専念してた時はいつも綺麗なものを用意出来てたのに、いつのまにか買い替えして古いものを捨てることが出来てない。
本もそうだ。部屋から無くしたい。
読まない本は旬じゃ無い。なんで旬じゃ無いものが家にあるの?それが嫌。気持ち悪い。
家で使わない棚とかあるのも嫌。これ、イベント出店が基本行動パターンだったからだ。イベント用に棚とかカゴとかいっぱいあった。
イベントが無いと邪魔で邪魔で仕方ない。私はもっとアイデアを出して形にしたい!やってみたいことある!もうなんか嫌!
フットワーク軽くしたい!
この不満があるから娘に怒っちゃった。
これに気付くことが、大事なんだ。それに、主婦の当たり前の壁は今まで全く話したことが無かったのも、よくよく考えたら私の個性なのにおかしな話だ。
私34だよ。娘小4、息子小2。この家庭環境で母がイキナリ起業家って、男の起業家とまるで違うじゃん!全然おんなじじゃないじゃん!すごい個性!
語らなきゃ。